2010年12月15日

00.社会

年末火災特別警戒がスタート

年末火災特別警戒期間

屋内消火栓を確認する湯浅署長右ら

火気の取り扱いが増える冬に、市民に防火意識を高めてもらおうと、和歌山市消防局は15日から31日までを年末火災特別警戒期間とし、住民へ防火意識の高揚を呼び掛けている。重点目標は、放火防止対策の強化、特定用途防火対象物などの防火管理体制の徹底ほか。期間中、街頭啓発活動、車両による防火広報などさまざまな活動で訴える。

中消防署は初日、(株)和歌山ステーションビルディングが運営する「MIO」 を特別査察し、年末の多忙期に備え防火体制の再構築を呼び掛けた。

同ビルは、平成21年3月にオープン。年に2回防火対策訓練を行っており、今後は、各店舗の従業員へ防火に関する心構えのビデオを観賞させるなど、意識の向上を図るという。

この日、中消防署の湯浅隆則署長と同署予防班の署員ら4人が訪れ、ビル内に設備されている屋内消火栓、消火器、防火扉などのそばに、障害になる物が置いていないかを確認。スプリンクラーの散水を妨げる物がないかも点検した。また万が一火災が発生した際に避難する通路も実際に歩いてチェックした。

湯浅署長は 「障害物がなく防火管理はきっちりして良好な状態だった。人の出入りが多くなるため、火の用心にさらに努めてもらいたい」、同社の相坂孝幸管理部長は「お客様に安全・安心に買い物してもらうためにも、各従業員へ防火意識を高めるよう働き掛けていきたい」と話していた。

同市消防局警防課調査班によると、市内の火災発生件数は15日正午現在、前年同期比11件減の116件、死者は9人減の2人となっている。





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