2011年01月11日

03.スポーツ

オリンピックデーラン和歌山大会

子どもたちと手をつなぎゴールを目指す朝原さん

子どもたちと手をつなぎゴールを目指す朝原さん

世界的なイベントとしてオリンピックの素晴らしさをアピールする 「2010オリンピックデーラン和歌山大会」 が9日、 和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場と周辺コースで開かれ、 子どもからお年寄りまで約1700人がミニマラソンや体力テストに挑戦した。 オリンピック親善大使のアンバサダーを務めたスキー・ノルディック複合の荻原次晴さん(長野大会個人6位、 団体5位)と水泳の中村真衣さん(シドニー大会背泳ぎ百メートル銀メダル)をはじめ陸上競技の朝原宣治さん(北京大会男子四百メートルリレー銅メダル)ら4人のオリンピック選手が参加者をサポート、 世代を超えスポーツの魅力を身近に感じる触れ合いのひとときとなった。 しんぽう写真館はこちらから

日本では昭和62年にJOCの主催で始まり、 デーランに欠かせないオリンピアの火は中村さん、 荻原さんによって会場の点火台にともされた。 朝原さんや体操・トランポリンの上山容弘さん、 サッカーなでしこジャパンの川上直子さん、 トライアスロンの上田藍さんが五輪旗を手に入場すると、 子どもたちの歓声にムードも一気に盛り上がった。

競技は1・5キロのファミリーマラソンと3キロチャレンジマラソンが行われ、 中村さんら全員がそれぞれの種目に加わり元気にスタートした。 「ダッシュは得意だけど、 長距離は苦手」 と言っていた朝原さんも子どもたちと手をつなぎゴールを飾った。 荻原さんはこの日だけで6キロを走り、 現役を引退して10年以上過ぎても変わらないパワーに驚きの声も聞こえていた。

トークショーでは、 子どもたちがオリンピック選手たちに体力テストで挑み、 反復横跳びでは中村さんが、 腹筋では荻原さんが小学生に敗れる番狂わせもあった。 朝原さんは自らの思い出も交えながら 「小学生のころは、 ひとつの競技にこだわらないで、 いろんなスポーツをして自分が1番好きなものを見つけるのが大切だ」 とアドバイス、 世界を舞台に活躍した選手たちとの交流が、 子どもたちにスポーツの楽しさや夢を与えた。

1・5キロファミリーマラソンに参加した和歌山市の堀井卓さん、 愛さん夫妻は1歳1カ月の旺君をベビーカーに乗せ5歳の昊君、 3歳の琉杏ちゃんと一緒に笑顔でゴールイン。 家族を代表して昊君が 「みんなで元気に走れたよ。 ゴールできてうれしかった。 来年も参加したいなあ」 とにっこりほほ笑んだ。





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