|
|
ヒツジをモチーフにした作品を作る女子生徒 |
和歌山市六十谷の市立和歌山高校(西川洋校長)デザイン表現科(デザイン科)の生徒148人は、 19日から24日まで同市の県民文化会館県民ギャラリーで開く 「平成22年度デザイン科卒業市高展」 に向けて、 デザインの授業や課題制作に奮闘中。 今年度卒業の3年生は、 「市立和歌山商業高校デザイン科」 として最後の作品展となり、 グループでの立体協同制作や和歌山をテーマにした商業デザインを手掛けている。
平成21年の学校改革で 「市和商」 から 「市高」 に校名変更し、 「デザイン科」 も 「デザイン表現科」 に改編された。 市和商デザイン科に入学した生徒2クラス69人が同科としては最後の作品展に出展することとなる。
3年生の卒業制作はB1パネルと協同制作。 パネルは全員で取り組むテーマ 「和歌山」 と自分の決めた課題の2枚。 協同制作は、 1学期に一人一つのアイデアを基にプレゼンを行い、 生徒の投票で決められた。
休み明けの6日、 3年の授業では、 協同制作の授業が再スタート。 制作は各クラスとも 「100」 を題に、 数人が一チームになり、 パズルや靴などを100通り作る予定だ。 中には、 カラフルなゴキブリを作っているチームもあり、 それぞれユニークな感性で色や模様などアイデアを出し合い進めている。
ヒツジをモチーフに触って遊べる作品にしようと取り組むチームは、 段ボールに綿を張り付けた大きなオブジェを制作。 菓子やキーホルダーなどを綿の間に挟み、 来場者が自由に取れるようにするなど工夫するという。
生徒らは、 同科最後の作品展に出展するにあたり、 「プレゼンが印象深く、 とくにメンタル面を鍛えられたと思う」などと振り返り、同科の辻愛梨さん(18)は 「(授業を通して)社会へ出て役立つことも学べたし3年間のいい思い出になる」と意気込んでいた。
市高展は午前9時半から午後4時(最終日は2時)まで。 出展数は約300点で、 1、 2年生も授業で制作した作品を展示する。
|
00.社会 - 同カテゴリの記事
|