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フロント横に設置されたケースと協力を呼び掛けるスタッフ |
社会貢献活動の一環として、 和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国 (妻鹿愼郎支配人) は15日から、 1階エントランスロビーにケースを設置し、 ペットボトルのキャップなどの収集活動を始めた。 キャップのほか使用済み切手とプルタブも回収し、 ワクチンや車いすなどに交換して国内外の困っている人たちのために役立てる。 小学校など教育現場ではよく行われている取り組みだが、 ホテルが実施するのは珍しいという。
「アバローム3C活動 『世界に届けよう 貢献の輪』」 と題した取り組み。 「3C」 は3つの貢献(Three Contributions)の略で、 ホテルの客、 地域住民、 スタッフの3者で取り組むという意味が込められている。 ホテルではこれまで、 減塩ヘルシー料理の開発や健康セミナーの開催、 子どもや女性の安全に向けた 「きしゅう君の家・車」 への登録など、 さまざまな社会貢献活動に取り組んできたが、 日常的な活動はなかったため、 毎日続ける取り組みとして新たに企画した。
回収したキャップなどは一定数が集まるごとに専門の機関に寄贈。 キャップは800個でポリオワクチン1人分、 切手は1キロで1000~1200円に換金して途上国などに寄付、 プルタブは510~720キロで車いす1台を購入して県内の公立学校などに贈る。
同ホテル企画室長の藤田武(39)さんは 「県庁に用事がある際などちょっと思い出していただいて、 自宅や会社にあるものを持って来ていただければ」 と協力を呼び掛け、 「少しでも早く結果を報告できるように頑張りたい」 と話している。
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