2011年01月20日

00.社会

元菓子職人が遺言で県に3600万円寄付申し出

県は20日、昨年9月に逝去した和歌山市和歌浦南の元菓子職人、故木下秀雄さん(享年96歳)が遺言により14日に弁護士を通じて県の「ふるさと和歌山応援寄付」に3672万円を寄付する申し出があったと発表した。「学校図書館や県立図書館の蔵書の充実に充ててほしい」としている。

地元自治会関係者らによると、木下さんは子どもがなく、妻に先立たれた後は老人ホームに入所し余生を送っていた。地元婦人会代表などを務める山根めぐみさんは「職人肌でとても真面目でしんの強い人だった。地元にもビデオの映写機などを寄付してくれている」と話している。

県税務課によると、寄付金は今月中に県の銀行口座に振り込まれるという。同課は「大変ありがたい。教育サイドで議論を重ね有効に使わせていただきます」としている。22年度「ふるさと和歌山応援寄付」は今回を含めて申出件数102件、総額は4879万円となる。





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