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ガソリンスタンドが窮地に!?。 消防法が2月1日から改正され、 40年以上前に埋められた貯蔵用タンクの改修が迫られている。 猶予期間は2年。 岩出市中迫の那賀消防組合消防本部で18日に開かれた説明会には36事業所が出席。 同本部は 「厳しい状態とは思うが、 法令遵守により 『注意』 『警告』 を聞かない事業所には、 法的手段を取らざるえない」 と厳しい態度を示した。
昨年末に同本部がまとめた管内事業所で2020年までに 「腐食の恐れが高い」 とされているスタンドは26事業所 (タンク94基)。 また、 タクシーなどの自家給油所を合わせると47事業所 (116基) ある。 主に高度成長期に合わせ埋設されたものだ。 改修費は、 1万リットルのタンク1本につき、 200万円程度。 作業はタンク内に入り、 腐食防止のプラスチック製コーティングを施すという。
改修が迫られたタンク4基を所有するあるスタンドでは 「安いセルフが主流になり、 改修費の価格転嫁は考えられない。 親メーカーとも相談し猶予期間で今後を決めたい。 廃業する店が増えるとガソリン難民が出るかも」 とため息交じり。
一方、 消防庁がまとめた平成21年中のガソリンなど全国の流出事故総数は361件でそのうち腐食など劣化は109件だった。 県内でも平成21年7月に、 田辺市内のスタンドで流出事故が起こっている。
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