2011年01月24日

00.社会

「お姫様」の骨を展示

初公開! 古墳時代のお姫様~船戸山3号墳の人骨展示~

展示された人骨を眺める来館者

和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘は2月27日まで、資料館展示室でスポット展 「初公開! 古墳時代のお姫様~船戸山3号墳の人骨展示~」 を開いている。

船戸山3号墳第3石室から出土した頭骨や鎖骨、あばら骨などの人骨1体と土師器(はじき)つぼを展示。石室や土器の図面も紹介している。

船戸山古墳群(岩出市)は8基からなっており、展示している人骨は昭和52年の発掘調査で見つかった。その後、兵庫医科大学で鑑定、保管されていたが平成21年に県教育委員会に返還され、初公開となった。

人骨は10代の女性のものと鑑定され、単独で小さな石室に葬られていたことから、当時船戸一帯を治めていた豪族の姫と考えられている。

親子で訪れていた倉橋美和さん(35)は「歯や頭蓋 (ずがい) 骨とかきれいに残っているのはすごいと思う」 と驚いた様子。担当者は 「顔を想像しながら昔の姫に思いをはせてもらえたら」 と話していた。

同館では展示期間中、姫様の愛称を募集している。





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