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涙をこらえて校歌を歌う卒業生 |
県警察学校(形部博安校長・和歌山市木ノ本)で28日、初任科125期生の卒業式が行われ、19歳から32歳の32人(うち女性4人)が巣立った。
125期生は長期課程で、ことし春に入校し、警察官に必要な教養や訓練など約10カ月の学校生活を終えた。
形部校長は、総代の末益誉之巡査(26)へ卒業証書を手渡し、 「試練を糧にして大きく成長し、同校の校訓である自立・向学・活力の精神を忘れないで」 と式辞。県警本部の山岸直人本部長は 「小さな努力の積み重ねで、強靱(きょうじん)な執行力を身に付けてほしい」 とエールを送った。
末益巡査は 「一生の財産である同期に出会えたことを誇りに思い、警察学校で学んだことを最大限に生かして、全力で治安維持に努めます」 と謝辞した。校歌斉唱では感極まって涙を浮かべる卒業生もおり、それぞれが治安の道へ進む決意を新たにした。
成績優秀で県警本部長賞を受賞し、和歌山北署へ配属となった瀨藤椋右巡査(20)は、「同期生とのきずなが深まり、学校生活はいい経験になった。みんなに信頼される警察官を目指して、いずれは刑事になりたい」 、同署へ配属となった最年少の澤田美沙巡査(19)は 「犯罪少年が心を開いてくれるよう柔らかい雰囲気を持った女性警察官になりたい。男性警察官に負けないよう一歩前へ出る勇気を持ちたい」 と話していた。
卒業生は同日付で県内14署へ配属される。
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