2011年01月28日

00.社会

新南小学校が優秀賞、ソニー教育財団助成事業

賞状を手に執筆者の成戸教諭

賞状を手に執筆者の成戸教諭

ソニー教育財団が 「ソニー子ども科学教育プログラム」 で募集していた理科・生活科の教育論文の中から、和歌山市木広町の市立新南小学校(本多加江子校長)が優秀校に選ばれた。同校の論文テーマは 「 『見る』 から『観る』 へ、発見する喜びを味わおう」 で、子どもの関心を引き出すための具体的な案や、単元の組み合わせを展開したことなどが記されている。

同プログラムは、ソニー(株)が昭和34年に始めた学校への助成活動を発展させ、科学が好きな子どもたちを育てる教育計画を支援する活動。 毎年論文を募集し、優秀校に助成金などを贈呈している。本年度は全国の小中学校219校から応募があり、最優秀校2校、優秀校15校が選ばれた。

同校の論文は、成戸秀和教諭(33)が執筆。子どもの関心を引き出す授業の工夫▽子どもの要求に応えられる知識を得るための校内教員研修▽さまざまな事象に触れる機会をつくるための科学コーナーの設置の三つをプロジェクトの柱とし、関心を引き出すためには、具体的な課題を与え、視点を変える工夫をしたことなど、事例を入れて紹介している。

論文では同校が目指す科学が好きな子ども像として 「 『気づく力』を養うことこそ、科学に対する興味を引き出し、自分から発見する喜びを味わい、さらに学ぼうとする意欲につながる」 としており、実践の成果と今後の課題について記されている。また、国語科を研究する同校の取り組みを基に、複数の教材や教科を連携した 大単元 授業に取り組んだことなども書かれている。





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