2011年02月02日

00.社会

近大生物理工学部と県教委が協定

協定書を手に握手を交わす細井学部長㊨と山口教育長

協定書を手に握手を交わす細井学部長右と山口教育長

紀の川市西三谷の近畿大学生物理工学部(細井美彦学部長)と県教委は1日、連携協定を結んだ。大学は公開講座の開催や出張講義などで高校生に多様な学びの機会を提供、県教委は教員志望の学生に教育現場を体験する機会を提供するなどし、協力して県の教育の充実、発展を目指す。

連携は大学院生物理工学研究科も含めたもので、学生、大学院生ボランティアによる高校生の課外活動支援や、大学と高校の教職員の交流促進にも取り組んでいく。

この日は和歌山市小松原通の県庁南別館で調印式が行われ、細井学部長と山口裕市教育長が協定書にサイン、笑顔で握手を交わした。

細井学部長は 「開校から現在までに38人の学生が中学、高校の数学、理科の教員になったが、潜在的にはもっと多くの学生が教育に興味を持っている。次の一歩を探し求めている学生たちに、この連携協定を機会にさらに多くの機会を与えていきたい」 とあいさつ。山口教育長は 「高校生が大学生とのかかわりの中で自分のやりたいことを発見できれば、高校での学びも変わり、新たな自分の発見にもつながっていく。連携が一層深まれば本県の教育全体が良い刺激を受け、活性化につながると期待している」 と語った。

県教委と大学の連携協定締結は、平成16年の和歌山大学教育学部(ジョイント・カレッジ)に続いて2件目。





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