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豆をまく福男たち |
節分の3日、 和歌山市紀三井寺の紀三井寺(前田孝道貫主)では毎年恒例の年男(福男)による豆まきが行われ、 約300人が福を授かろうと参拝に訪れた。
本堂前に前田貫主を含む9人の福男が並ぶと、 人間の欲望や冷たい心を現した赤鬼と青鬼が暴れながら登場。 「厄をはらって福を授かりましょう」 の掛け声で福男たちが 「鬼は外」 と勢いよく豆をまくと、 鬼たちは一斉に退散していった。
その後、 境内に設けられた会場では福豆のほか、 菓子やマフラーなどがまかれ、 参拝者たちは袋を手に 「こっちこっち」 と大きな声で叫んだり、 手を振ったりして福をつかもうと一生懸命になっていた。
近くから来た60代女性は 「久しぶりに来た。 家に帰って頂いた福をみんなに分けたい」 と話していた。
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