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表と照らし合わせてレリーフを探す卒業生ら |
和歌山市新大工町の市立大新小学校(伊澤佳史校長)の昭和49年度卒業生らに5日、当時の卒業制作のレリーフが返却された。
レリーフは新校舎建設のため解体される体育館に飾られていたが、がれきになるのはもったいないと、有志で集まった卒業生らで取り外していた。120枚ほどあり、この日に合わせて有志の一人が補修をした。
有志代表の南由紀子さん(48)がレリーフに刻まれたイニシャルや名前を基に名簿と照らし合わせ表を作成。会場となった大新公園に集まった卒業生や、代理で来た両親らは自分や本人、友人のレリーフを探そうと、一枚一枚確認しながら探していた。また、園内は同窓会ムードとなり、修学旅行やグループ交際したことなど小学生時代の懐かしい思い出話に花を咲かせていた。
すぐに自分のレリーフが分かったという宮本雅晴さん(同)は 「自分の作ったものが戻ってきてうれしかったです」 。前谷江里子さん(47)は 「時間の隔たりなく、36年前経ってもみんなその時のまま。大事な時期だったと思うわ」 と笑顔で語った。
残ったレリーフは、連絡があれば返却し、なければ解体までの約1年間保管した後、処分する。
問い合わせは南さん(073・460・7255または090・1671・3640)へ。
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