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入選した山火事防止ポスターの原画 |
森林を愛する心を育もうと、 日本森林林業振興会が募集していた 「山火事予防ポスター用原画・標語」 で、 全国7700点の応募の中から、 高校原画の部で、 県立星林高校(平松正昭校長)3年の須山智美さん(18)のが入選した。 入選作品はほかに31点。
ポスターは、 緑の山々、 捨てられたたばこ、 人がごみを拾うという三つの構図を設定。 ただ火が出ているだけでは現実味がないと、 一つの物語のようにつながりを持たせようと表現した。 人がごみ拾いをする描写では、 何人かで力を合わせているよう後方に足を描き入れるなど工夫もあり、 人の手で起こることは人の手で食い止めようという願いを込めたという。
作品は環境問題などを題材に美術の授業で作成した。 須山さんは以前、 地元で落雷による山火事を目撃。 たった一つの火事で大勢の人が集まり、 消し止めるまで大変だったのを目の当たりにし、 「自然による災害でもこんなに大変なのに、 自分たちで起こしてしまうのはどうか」 と考えたという。
須山さんは 「まさか賞に入ると思ってなかった。 たくさんの人の中から選ばれてうれしいです」 とうれしそうに話していた。
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