2011年02月09日

02.政治・経済

駅前の放置自転車撲滅へ、和歌山市が専門員

駅前の放置自転車撲滅へ、和歌山市が専門員

看板もむなしく自転車やバイクが置かれる(南海和歌山市駅前)

放置自転車ゼロを目指して。和歌山市は3月から、自転車等放置禁止区域に指定しているJR和歌山駅や南海和歌山市駅前に、自転車やバイクを止めようとする人に移動を呼び掛けるなどの活動をする「防止指導員」を配備し、 放置自転車などの撲滅に乗り出す。 県緊急雇用創出事業臨時特例基金補助金を活用し、 「駅前周辺クリーンアップ推進チーム雇用事業」 として平成24年3月末まで取り組む。

和歌山市は、昭和60年に条例で自転車等放置禁止区域を指定。 現在、 JR和歌山駅前 (中央口と東口)、 同六十谷駅前、 南海和歌山市駅の3駅周辺が指定されている。 同制度導入とともに放置自転車の撤去活動も始まり、 現在、 年間約3500台を撤去している。

指定されている駅には市の有料駐輪場があるが、 駅から離れているところもあるなど、 利用に結びつきにくい点もある。 大きな事故は発生していないが、 和歌山駅前では幼い子どもが自転車につまづいてけがをしたり、 バスに乗車しにくくなるなど通行人の妨げになっているという。

防止指導員は、 特に放置自転車が問題視されている和歌山駅中央口前3カ所、 市駅前1カ所へ数人を配備予定。 各駅にリーダーを一人置き、 チーム制で活動する。 ユニホームを着用し、 禁止地区に駐輪しようとした人に、 市の有料駐輪場へ誘導したり、 啓発チラシを配布する。

活動は1カ月に15日間(年末年始、 日曜除く)で、 基本は午前8時から午後5時まで実施。

市の交通安全対策課は 「放置自転車の撤去台数は減少傾向だが、 和歌山の玄関でもある駅の景観を保つためにも、 ゼロを目指したい」 としている。





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