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県内での高病原性鳥インフルエンザの発生を防ごうと、県の対策室は9日、100羽以上の家きんを飼養する農場109戸(約200万羽)を対象に、消石灰による一斉消毒を行うことを決めた。
15日から3月4日まで各農場に消石灰を無償で配って散布させる。消石灰は80トン(20キロ袋で4000袋)必要で、購入費約300万円は県が本年度予算から全額負担する。一斉消毒はこれまで、全国一斉に3回行われているが、県が独自に行うのは今回が初めて。効果は約1カ月続くという。
また、2日から実施している一斉点検の状況も発表。8日現在、97戸の点検を終え、16戸で防鳥ネットの破れや消毒薬の定期交換の不備があったため改善を指示した。
死亡野鳥の検査は本年度、8日までに34件(47羽)実施し、すべて簡易検査で陰性だった。うち16件(29羽)は国の遺伝子検査でも陰性を確認している。
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