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携帯電話がモチーフの入賞作品 |
窓や間仕切りなどのインテリア総合メーカー、立川ブラインド工業(株)(東京都)が募集していた「第12回ブラインドカラーコーディネートコンテスト」のイメージ部門で、全国1535点の応募の中から県立和歌山工業高校(和歌山市西浜、西英雅校長)産業デザイン科3年の南方菜穂子さん(18)の作品「CALLING!!」が入賞した。入賞者はほか4人。高校生の受賞は南方さんだけという。
南方さん
コンテストは、スラット(羽根)一枚一枚の色を組み合わせてつくる、カラーコーディネートブラインドの美しさなど表現する色の力を伝えようと、平成11年から開催している。今回のテーマは「心躍るブラインド」で、南方さんが題材に選んだのは携帯電話のライト。南方さんの携帯電話は着信時などにさまざまなパターンでキラキラと光るそう。その流れるような光を見たときの、「誰からの電話だろう? どんな内容かな?」とわくわくする気持ちをイメージした。また、「日常の中で最も身近にある」とすぐに頭に浮かび、制作当時に携帯電話が故障したことで形に残したいという思いも作品に込めたという。
制作中はイメージ通りに配色できずに苦戦。しかし、黒をベースにグラデーションすることで「携帯電話らしさを再現できました」と満足げ。
受賞を聞いた南方さんは「めっちゃうれしい」と跳びはねて体全体で喜びを表現したという。表彰式でデザインしたブラインドが飾られると知ると、「実物を見るのが楽しみです」と満面に笑みを浮かべていた。
表彰式は3月5日、同社銀座スペースオッテで行われる。
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