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アメリカでの留学体験を語る世耕参院議員 |
和歌山日米協会(佐谷勉会長)第5回総会が20日、和歌山市内のホテルモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)であり、世耕弘成参院議員が「アメリカに想う」をテーマに講演。米国ボストン大学での留学体験談を交えながら、「驚いたのは、徹底的なトレーニング。ありとあらゆるケーススタディの連続だった大学院での経験は、政治家としての人生にも大きな影響を与えた」と話した。
世耕議員は、自身とアメリカとの接点は、中学3年の夏に大失恋したことから本屋で手に取った「風と共に去りぬ」との出合いがきっかけだったという青春の思い出を告白。同作映画のせりふが気になり、解析するなどどっぷりはまり、アメリカの生活習慣や南北戦争などの問題に関心を持つようになったと明かした。
その後高校での1カ月半の留学経験のほか、人生の転機となった当時勤めていたNTTのアメリカへの企業派遣でボストン大学の大学院に留学した時のエピソードを紹介。海外企業のさまざまなリスク回避事例を学んだり、企業や団体への取材を重ねるなどしたことが貴重な経験になったと語った。印象的だった出来事に、与えられた課題に対処し事態を掌握していく大規模なロールプレイングを挙げた。
「アメリカの留学生を受け入れる体制は素晴らしい。ありとあらゆるケアができていることを痛感した」とし、日本の大学はもっと見習うべきと指摘。アメリカでは、他国の人が提出した卒論やさまざまなレポートのノウハウを吸収し、自国の財産としていることに驚き、大学教育のレベルの高さや学生たちの熱意を感じたと話した。
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