2011年02月21日

00.社会

和高、星林、市高の3人で卒業絵画展

案内のポストカードを持ちPRする松本さん、 小野さん、 北林さん(左から)

案内のポストカードを持ちPRする松本さん、 小野さん、 北林さん(左から)

県立和歌山高校(和歌山市新庄、 川恒弘校長)美術選択の3年生は、 毎年卒業を前に、 三人展を開いている。 しかし、 ことしはちょっと様子が違うようだ。 ことしは同校の小野明日香さん(18)と県立星林高校の松本侑花さん(同)、 市立和歌山高校の北林恵美さん(同)の3人が合同展を開催。 タイトルは 「十八光年列車~三人展~」 で、 3校の生徒が合同で絵画の展示会を開くのは初めて。

3人は和歌山市立明和中学校(同市紀三井寺)美術部の出身で、 毎日共に過ごした仲間。 昨年の夏休み明け、 小野さんが 「自分の学校だけでは、 その学校の特色しか出ないのでは」 と考え、 「教わることが違うほかの高校となら面白みのある作品が集うだろう」 と2人に企画を持ち掛けたという。

北林さんは最初少し戸惑ったが、 「いい思い出、 経験になる」 と乗り気になった松本さんに押し切られた形だったとか。

作品展のタイトル 「十八光年列車」 は、 ぽかぽかとした電車の中に3人でいる時、 小野さんが思いつき、 線路のようにずっと続いていくイメージがいいと即決した。

作品は、 新作を合わせて約30点。 自由なタッチで描く和高の小野さんは、 電信柱に乗る半裸で緑の女子高生というシュールな具象画に挑戦中。 標語の入った作品が多い市高の北林さんは、 自分の好きな小さくかわいらしい絵本のような絵。 油絵の基礎を突き詰め星林高でも美術部に所属した松本さんは、 今回油絵を再開し、 最後の1枚を仕上げる予定だ。

3人は、「3校が合併した作品はめったに見られないし、 違った個性を見てほしい」 「これから美術で進路を決めようと思っている生徒にいろんな学校の特色を見てもらえたら」 「老若男女問わず楽しめると思います」 とそれぞれPRしている。

三人展は同市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブで。 3月9日から13日まで。 時間は午前10時から午後5時(最終日は3時半まで)。 問い合わせは小野さん(TEL080・6177・9755)。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif