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連携協力に関する協定書を交わした大江教育長左と松浦教育学部長 |
和歌山市教委と和歌山大学教育学部は22日、両者の連携協力に関する協定を結んだ。教員養成や同学部生による市立学校園での支援推進などを軸にして、行政と大学が連携を深めて市の教育力を向上させていく。同大の近くの新興住宅地「ふじと台」で4月に新設される市立藤戸台小学校を連携協力拠点校の一つに位置付けて、研修体制を強化するという。
協定は、学校現場のニーズを踏まえた教育実習、教員養成の推進▽教職員の資質向上のための研修推進▽教育学部生への市立学校園の教育活動の推進▽教育上の諸活動に係る調査・研究の実施▽そのほか、双方が必要と認めることの5つの事項で締結した。
市と同大は昨年2月、市役所でのインターンシップ制度の推進や市立図書館と和大付属図書館の人事交流などを盛り込んだ「和歌山市・和歌山大学地域連携推進協定」を結んでいる。
同市本町の同大サテライト(フォルテワジマ内)で行われた締結式では、大江嘉幸教育長と松浦善満教育学部長が締結書にサイン。大江教育長は「子どもを育てるための助言や実践的な研究成果を指導してもらいたい」。松浦学部長は「研究が大学の外に向かう必要がある。学生をどんどん市内の学校に派遣させていただき、連携を充実したものにしたい」と話していた。
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