2011年02月25日

00.社会

和歌山スポーツ伝承館に甲子園のベンチ届く

ベンチに座り思い出話を語る木村委員

ベンチに座り思い出話を語る木村委員

県出身のスポーツ選手の活躍や歴史を紹介しようと、4月上旬に和歌山市本町の複合商業施設フォルテワジマ内に設立される和歌山スポーツ伝承館に24日、阪神甲子園球場で実際に使用されたベンチが寄贈された。同球場からダッグアウトベンチの寄贈は初めて。同球場・甲子園歴史館が、伝承館が掲げる「県のスポーツ振興」 の趣旨に賛同した。

ベンチは6人掛けで、長さ2メートル58センチ、高さ81センチ(腰掛けまで41センチ)。平成19年9月までダッグアウトで使われ、阪神タイガースの選手や多くの高校球児らが座っていた。昨年11月に甲子園歴史館に伝承館スタッフが足を運び、話を持ち掛けた。

ベンチはトラックで午後3時ごろ、同所に到着し、伝承館事務局に収められた。箕島高校時代活躍した同校OBの伝承館の木村竹志実行委員が、持参した同校のユニホームを身にまとい、ベンチに座って当時の思い出話を披露。前列の本塁に一番近い位置に座っていたことなどを振り返り、懐かしんだ。

ベンチは、来館者が座って記念撮影できるよう館内に設置する予定。背景も甲子園の風景に近付け、持参したユニホームを着用して実際の雰囲気で疑似体験ができる。

木村さんは 「高校球児の悔しさ、喜びなどの思いの詰まった歴史あるベンチに大きなパワーを感じる。子どもたちに甲子園を目指す思いを持ってもらえるようなベンチとして活用したい」 と話していた。





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