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貴志駅でツアー客を出迎えた濵口代表とたま駅長の着ぐるみ |
都会の人が農村などで余暇を楽しむツアーを募集した「グリーン・ツーリズム商品コンテスト2010」で、特別賞を受賞した「貴志川線の未来をつくる会」(濵口晃夫代表)のモニターツアーが、紀の川市で実施された。京阪神から24人が参加し、イチゴ狩りを楽しんだり貴志駅のたま駅長を訪ねたりした。今後、アンケートの結果を踏まえて同会と共同提案者の(株)日本旅行で本格的にツアーを展開していく。
ツアー名は「いちご電車に乗って、たま駅長を訪ねてin紀の川市~農に親しみ、フルーツを満喫する旅」。日帰りのバスツアーで、20代から60代までの幅広い年代の女性をターゲットにした。今回はモニター価格として4980円で実施。「貴志川観光いちご狩り園」でイチゴ狩りをした後は、同市西野山の「青洲の里」でバイキングの昼食を楽しみ、同市豊田のファーマーズマーケット「めっけもん広場」では野菜ソムリエを講師に迎え、収穫したイチゴを使ったデザート作りにも挑戦した。最後は貴志駅から和歌山駅まで、和歌山電鐵のおもちゃ電車に乗った。神戸市東灘区から参加した久下美栄子さん(61)は、「イチゴ狩りと青洲の里のバイキングでもとを取った気分です。7000円でも価値はありますね」とにっこり。女性添乗員によると価格を7000円前後にして最低25人が集まれば採算ラインに乗りそうだという。
濵口会長は「ツアーは皆さん『地元の人との交流が楽しかった』と言ってくれて大成功でした。ツアーを契機に紀の川市、岩出市で総合的なまちづくりをしていきたいですね」と話している。
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