2011年03月06日

00.社会

採血数全国一目指せ! 県赤十字血液センター

全国1位を目指し意気込む県赤十字血液センターの皆さん

全国1位を目指し意気込む県赤十字血液センターの皆さん

平成21年度の都道府県別の人口1000人当たりの全血採血数が、 県が62・8人相当分(200ミリリットル換算)と全国5位であることが県赤十字血液センターの調査で分かり、 同センターは今後、 1位を目標に献血への協力の呼び掛けを強化する。 同センターでは 「県民の皆さんで頑張って採血数全国1位を目指しましょう」 と多くの人に理解を求めている。

全血(献血)とは、 400ミリリットル、 200ミリリットルの血液中のすべての成分を献血する方法。 まとめによると、 採血数は62・8人相当分で東京(59・1人、 10位)や大阪(61・2人、 6位)を上回り、 県民は献血に積極的であることが示された。

一方で、 県の全血・赤血球製剤の供給数 (医療機関での使用量) は64・1人相当分で全国2位と、 高齢化の影響を受けたかたち。 高齢化率全国7位(22年度)の県では、 今後ますます血液の使用量が増えると予測される。

同センターによると、 県内の献血者数は、 昭和60年度の9万2053人をピークに減少が続いた。 平成19年度の4万1353人を底に、 21年度は4万3886人と徐々に増加の傾向にあるものの、 医療機関が必要とする血液量に献血で集められた血液が追いついていないのが現状という。 同年度で全血・赤血球製剤約1200人分相当の血液を他県からの応援に頼っている状況にある。

採血数が供給量とほぼ同じになれば安心して輸血を受けられるため、 同センターでは 「高齢化が進む和歌山県は血液を必要とする方が大変多い。 それをそれぞれが自覚し、 県民みんなで協力していければ」 としている。

献血は主にJR和歌山駅前の献血ルームや献血バスで受け付けている。

ブログの協力者呼び掛け
同センターは採血数アップを目指し、「第2回あなたのブログが命を救う!」 キャンペーンを実施。 ブログ(個人の日記)で献血を呼び掛けてくれる人を募集している。

ブログを開設している人が対象で、 自身の献血体験や献血に対する思いなど、 献血を呼び掛けるものであればどんな内容でもよい。 協力者全員に 「けんけつちゃんグッズ」 をプレゼントする。 期間は3月末まで。

郵便番号、 住所、 氏名、 ハンドルネーム、 ブログのURLを(kenketsublog@wakayama.bc.jrc.or .jp) まで送る。

問い合わせは同センター献血推進課(TEL073・453・8268)。





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