2011年03月08日

00.社会

大学生が和歌山のフリー情報誌発刊へ

和歌山を表す頭文字 「Wピース」 で意気込むメンバー

和歌山を表す頭文字 「Wピース」 で意気込むメンバー

和歌山の魅力を発信しよう―。近畿圏内6大学で、大学生やその親をターゲットにしたフリー情報誌 「icora」 の制作プロジェクトが進んでいる。発行は4月上旬予定。コンセプトは 送りたくなるはがき で、冊子の中には和歌山の自然の美しさを撮影したはがきを添える。中心になって編集を進めている関西外国語大学3年生の山中真梨奈さん(21)は 「若い力で和歌山の輪を広げ、みんなで和歌山を盛り上げたい」 と意気込んでいる。

冊子は、A5判16ページとはがき1枚、年4回、4000部を発行。学生団体のイベントでの配布のほか、近畿圏内の大学や駅の構内などに設置する予定という。特徴となるはがきは4種類の違う風景を1000部ずつに分けて折り込む。

山中さんは、海や山など自然がたくさんあるのに、遊べる所を知らない人たちが県外に流出してしまうことを懸念し、まず長期休暇などで時間に余裕のある大学生に和歌山の良さを知ってもらいたいと一念発起。雑誌名の 「icora(行こら)」 は、地元の方言を使いPRしていきたいという思いで決まった。

現在山中さんと共に企画に参加しているメンバーは、 和歌山大学3年の前田真佑さん(21)、村上航平さん(同)、同大学1年の大下直人さん(19)、関西外国語大学1年の辻あゆみさん(21)、桃山学院大学3年の武野康平さん(同)、大阪経済法科大学3年の前田大輝さん(同)の6人。取材の手伝いなどで、大阪市立大学2年の石井佑加里さん(20)、近畿大学3年の柳篤志さん(21)もアイデアを出している。

第1号の特集は、「和歌山旅めぐり」 。和歌山駅から貴志駅の間でちょっと休憩できるおしゃれなカフェや地元産の野菜など販売する産直市場の紹介、日前宮・伊太祁曽神社・竃山神社の三社参りなどを収録。大学生の目線での遊び方や感じたことなどをそれぞれまとめていくという。

このほか、活動の幅を広げ、新しいアーティストを発掘していこうという企画 「アートを追いかけろ」 や和歌山にちなんだ4コマ漫画などもあり、読み応えのある1冊となりそうだ。

メンバーたちは、発行までに協賛広告、寄付金も募っており、寄付は一口1000円から受け付けている。

協賛広告や冊子の問い合わせは山中さん(TEL080・4249・7720、またはicora.w@gmail.com)まで。





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