2011年03月15日

00.社会/06.特集/私達にできること―和歌山から東日本へ―

東日本大地震、市が支援本部設置

東日本大震災の発生に伴い和歌山市は14日、 大橋建一市長を本部長とする 「東日本大震災和歌山市支援本部」 を設置した。 被災地に向けてさまざまな要請に応え、 可能な限り支援を行うという。 すでに消防救援隊は被災地で救助活動に入っており、 義援金の受け付けも始まった。 さらに市の備蓄品の一部を供出し、 職員数人が現地へ向かうなど、 行政としても着々と支援の輪を広げている。

同本部は、 市の局長級などの幹部職員が部員として名を連ねる。 今後も保健師を派遣するなど支援体制を強化する予定だ。 支援物資の提供については 「被災地からの要望がはっきりするまで今しばらくお待ちください」 と呼び掛けている。

市消防局が12日に派遣した緊急消防援助隊(5隊20人)は現在、 宮城県石巻市で救助活動中。 義援金の受け付けは14日午前中に市役所正面玄関付近に設置した。 一度に数万円を寄付する人もいるなど多くの市民が被災地を心配し、 一刻も早い復興を願っていることが分かる。

この日は、 市役所4階の秘書課に40代くらいの男性がルパン三世を名乗り訪れ、 「東日本巨大地震のために役立ててください」 と現金300万円を寄付した。

また午後からは、 市水道局の男性職員4人が日本水道協会の要請を受け、 2トン給水車1台と市が備蓄していた水を入れる非常用袋200枚6セットを持って岩手県盛岡市に向けて出発。 現地の給水拠点で活動する予定だという。

和歌山城では同日から当分の間、 日没から午後11時まで実施していたライトアップを中止する。 7月のアースデーのときにライトアップをしなかったことはあるが、 被災地へ哀悼の意を表すために中止するのは 「初めてのことではないか」 (和歌山城管理事務所)としている。





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