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東日本大震災の津波による県内の水産業関係の被害合計額が、9億6019万円に上ることが分かった。県が18日発表した。
最も被害額が大きかったのは串本町、那智勝浦町の和歌山東漁協で、養殖のマダイやクロマグロが死んだり逃げたりしたため、21経営体合わせて8億1593万3000円の被害となった。
太地町漁協ではカマイルカ12頭が死亡し1250万円など、田辺市、白浜町の和歌山南漁協では養殖用筏のアンカーロープが破損し200万円などの被害があった。由良町漁協では釣り公園の桟橋が破損し500万円、海南市漁協では1・3トンの漁船1隻が転覆し、120万円の被害があった。
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