県内地価、２年連続で全地点下落

県が発表した県内の公示地価は、前年に続き2年連続で全地点で下落した。平均変動率も住宅地、商業地とも20年連続のマイナスとなり、下落幅も全用途でマイナス5・2%(前年マイナス4・8%)と拡大した。

住宅地 平均変動率はマイナス5・0%(同マイナス4・5%)。特に交通の不便な地域や県南部で下落幅の拡大が見られる。1平方メートル当たりの価格は和歌山市芝ノ丁21の14万8000円(前年15万2000円)がトップ。同市太田152の12万7000円、同市西長町2丁目38の12万5000円が続いた。

商業地 平均変動率はマイナス5・4%(同マイナス5・0%)。景気の先行き不透明感から住宅地以上の高い下落率となっている。1平方メートル当たりの価格は同市友田町5丁目50の48万9000円(同50万7000円)がトップ。同市屋形町2丁目7の19万3000円、同市元寺町1丁目69の18万6000円が続いた。

その他の用途の平均変動率は、宅地見込地マイナス5・0%(同マイナス6・5%)、準工業地マイナス5・1%(同マイナス4・7%)、工業地マイナス6・5%(同マイナス6・3%)、調整区域内宅地マイナス6・3%(同マイナス6・1%)。