2011年03月20日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野/06.特集/私達にできること―和歌山から東日本へ―

海南下津高生と、りら学生が募金活動

東日本大震災の被災地を支援するため自分たちにできることをしようと、 海南市や紀美野町の各学校でも校内に募金箱を置いたり、 街頭に立って義援金を募るなど、 温かい活動の輪が広がっている。

海南市下津町丸田の市立海南下津高校は17日午前7時半から、 JR加茂郷駅前で募金活動を実施。 生徒会と家庭クラブが主体となり、 「何かできることはないか」 と考えたという。 活動には生徒9人と教諭2人が参加し、 到着した電車からたくさんの人が降りてくると 「義援金のご協力をお願いします」 と呼び掛けた。 18日にも実施し、 今後は近隣の小中学校とも連携して広く活動していく。 新3年生の岡村奈緒さん (17) は 「小さいことでもやることが大事だと思う。 役に立ってほしい」と話していた。
加茂郷駅前で義援金募金活動を行う海南下津高校の生徒
加茂郷駅前で義援金募金活動を行う海南下津高校の生徒

また、 りら創造芸術高等専修学校の学生24人は15日午前7時半から、 南海和歌山市駅前で募金活動。 学生たちは 「集められる金額は少ないかもしれないが、 学生が義援金活動をすることで支援する動きが広がっていく大きな意味がある」 と、 駅の利用者に熱心に募金を呼び掛けた。

約5時間で約63万円が集まり、 日赤を通じて被災地で役立てられる。 新3年生の海津由布子さんは 「集まったのはお金だけど、 その向こうにはたくさんの人々の思いがあるのだと思う」 と、 協力した市民の気持ちに感謝していた。
和歌山市駅で協力を呼び掛けるりらの学生
和歌山市駅で協力を呼び掛けるりらの学生





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