2011年03月22日

00.社会/06.特集/私達にできること―和歌山から東日本へ―

県の第二次救急消防援助隊も帰還

東日本大震災の被災地での救援活動をするために15日から宮城県石巻市と女川町に派遣されていた県の第二次緊急消防援助隊(101人)が20日、現地から戻った。活動では生存者を発見することはできなかったものの、16人の遺体発見、64件の救急活動、5件の救助活動などを展開した。

20人の隊員が派遣された和歌山市消防局では、同日午後1時半ごろに中消防署に隊員が帰還し、田中幹男消防局長から「余震や津波の危険性があり、寒波が到来する中身をていしての活動に敬意と感謝を申し上げる」という激励を受けた。記者会見に応じた山下直樹司令長(51)は、現地の様子を「家の上にまた家が乗っていた。焼け野原で残っているのは鉄骨ぐらいだった」と振り返り、「遺体は性別や年齢が判別しにくいこともあった」。糸川徹士長(32)は「想像もできない災害で、どれだけ役に立てたか...。今後もできる限りの支援をしたい」と述べた。

阪神淡路大震災の際、神戸市長田区に派遣された鈴木章史司令(45)は「どちらも圧倒される被害。違いはなかった」。新家泰治司令補(36)は「県ができたことはほんの一部。個人としても復興に向けて協力したい」と話していた。





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