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生徒会長の小松慶也君を先頭に整列する智弁ナイン |
第83回選抜高校野球大会が23日、 阪神甲子園球場で開幕した。 東日本大震災で被災者の救援や復旧に携わる人々を応援するため、 「がんばろう! 日本」をスローガンに掲げ、 32校による12日間の熱戦が展開される。
節電対策としてナイターを避けようと、 試合開始を早めるため開会式は入場行進を取りやめて実施。 初出場11校が参加した式では、 昨年の覇者興南に続き準優勝の日大三が一番左に列をつくり、 南地方から順番にバックスタンド前から前進。 2年ぶり10回目の出場を果たした智弁和歌山は川崎晃祐選手の掛け声で13番目に前進した。 整列後は32校の選手たちが震災の犠牲者に黙とうをささげた。
出場校を代表して岡山県の創志学園の野山慎介主将は 「今、 東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、 わたしたちの心は悲しみでいっぱいです。 わたしたちに今できること、 それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。頑張ろう日本。 生かされている命に感謝し、 全身全霊で正々堂々プレーすることを誓います」と宣誓した。
智弁の中村恒星主将は開会式を終えて 「ホッとした。 自分たちの力を100%出して、 全力で試合に臨みたい」 と意欲を示した。
智弁は26日、 第1試合で新潟県の佐渡と対戦する。午前9時プレーボール。
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