2011年03月25日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

海南一中でさよならコンサート

盛大なオーケストラが披露されたコンサート

盛大なオーケストラが披露されたコンサート

4月から海南市立第二中学校と統合して 「海南中学校」 になる市立第一中学校 (同市船尾、 中谷充志校長) で24日、 「さよならコンサート~海南一中閉校記念~」 が開かれ、 在校生から50代のOBら合わせて約70人が共演し、 最初で最後となる盛大なオーケストラを披露した。

卒業生や保護者、 関係者ら約500人が来場。 開会に際し、 中谷校長は吹奏楽の思い出を振り返り、 「一中は吹奏楽部と共に歩んできた。 一中にはせるさまざまな思いを胸に楽しんでもらいたい。 そして海南中学校へのエールも送っていただければ」 あいさつした。

演奏はイタリア音楽家オリヴァドーティの 「バラの謝肉祭」 にはじまり、 吹奏楽部コンクールで県代表になった思い出の曲 「朝鮮民謡の主題による変奏曲」、 イベントでよく演奏してきた嵐のヒットメドレー 「ジャパニーズ・グラフィティXIV」 など、 吹奏楽部にとってかかわりの深い10曲が披露された。 OBの日高一人さんが作詞作曲した合唱曲 「中学生活の想い出」も演奏され、 見に来ていた父親の日高寛さん (72) は「感動の舞台だった。 なくなるのは寂しいが、 最高の思い出になった」。 卒業生の木下万寿世さん(68)は「素晴らしい演奏だった。 音楽を聞いていると、 すべてが懐かしくなって泣けてきましたよ」と涙ぐんでいた。

この日は、 両校で閉校式が行われ、 ともに64年の校史に幕を下ろした。 海南中学校は、 同市日方の二中の校舎を使用して4月1日からスタート。 旧一中の校舎は黒江小学校の建て替えに伴い、 仮校舎として使用される。





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