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「思いが伝われば」と練習する夜桜チーム |
和歌山市の桜まつりのイベントとして4月2、3の両日、和歌山城伏虎像そばで書道パフォーマンスを行う子どもたちが、書で東日本大震災の被災者を応援しようと練習に励んでいる。祭りの華やかなイメージで準備してきたが、大震災の惨状を知り急きょ内容を変更して臨むといい、メンバーは「私たちにできることは書。少しでも力になれれば」と話している。
パフォーマンスを行うのは、同市園部の書道教室「煌陽会(こうようかい)」の5歳から46歳までの35人。桜まつりでのパフォーマンスは初めてで、7チームがAKB48や嵐、坂本冬美などの歌に合わせてそれぞれ縦1・8メートル×横4・5メートルの大作を仕上げる。
音楽に合わせ素早く動くチームプレーのため、時間がない中の大きな変更は難しい。津波を連想させる絵や文字、祝福の意味の言葉をやめ、当初予定していた「桜」や「祭」を「希望」や「元気」に、「We Love Wakayama」を「We Love Japan」に変えた。最後は全員で「支援の輪 大きく広げ希望の灯」を掲げるという。
指導している田端弓子さん(51)は、「(地震後)どんな形にと悩みましたが、私たちは書くという行為しかできることはない。上手下手ではなく、心を込め真剣に書いてくださいとみんなに話しました」と語る。
20日と21日は同市の河西コミュニティセンターで、裏方も含む50人が懸命に合同練習を行った。中川翔子の歌「桜色」に合わせて書くスマイルチームの寺澤彩可さん(15)と南百華さん(同)は、「少しでも力になりたい。本番では思いが伝わるよう力いっぱいやります」と話している。
2日は午後2時から、3日は午前11時から。
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