2011年03月29日

00.社会

和歌山工業高校の卓球マシーンに最優秀賞

表彰状を手に笑顔の部員ら - 和歌山工業高校の卓球マシーンに最優秀賞

表彰状を手に笑顔の部員ら

生徒や学生の自主研究活動を支援、促進しようと和歌山市栄谷の和歌山大学(山本健慈学長)で、第13回わかやま自主研究フェスティバルが開かれ、県立和歌山工業高校(西英雅校長)機械工作部の「卓球マシーンの製作」が最優秀賞に輝いた。同部1年の北東真輝さん(16)、野間田一浩さん(同)、津本佑弥さん(同)は「まさか1位になるとは思わなかった」「頑張ったかいがあった」と喜んでいる。

わかやま自主研究フェスティバル実行委員会と和歌山大学学生自主創造科学センターが主催しており、県内の高校、大学、専門学校など25校が参加。この日はステージでのプレゼンや展示によって、日ごろの研究の成果を発表した。

同部は卓球部からの依頼を受け、練習効果を高めてもらおうと、打った球をベルトコンベアーを使って集めて自動で発射するマシーンを製作。さらに、仕組みを工夫することでスピードコントロールやカーブやドライブと変化球の出る構造を考えた。

製作過程では相手に打ち返されたピン球をどのようにして発射台まで持ち上げるかに力を入れ、提案や検討を重ねた。「みんなの役に立ち、喜んでもらえたらうれしい」と終始笑顔の部員ら。本格的に使用するまでには、まだ改造の余地があるとして「今後はいろいろな変化球が出せるようにしたり、シンプルな本体にして持ち運びが簡単にできるようにしたい」と意欲を新たにしていた。





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