2011年03月31日

00.社会/06.特集/私達にできること―和歌山から東日本へ―

被災者を「支える人を支える」ネットワーク発足へ

 「支える人を支える」 ネットワーク

ネットワーク発足に向けた準備会で意見を話す日本防災士会県支部の梅木支部長(30日、みそのホール)

東日本大震災の被災者を支援する人たちを支えようと、 「支える人を支える」 ネットワークが11日、 発足する。 民間のボランティア同士で被災者支援に関する情報を共有し合い、 支援者の活動を支えるための募金キャンペーンなどを展開していく。

NPO法人わかやまNPOセンター副理事長の有井安仁さん(34)の呼び掛けで始まった取り組み。 これまで3回開かれた準備会には、 市内外のボランティア団体や経済団体、 マスコミなどから有志約25人が参加している。 発足後は週1回会議を開き、 それぞれの分野の専門性を生かしながら、 被災者支援に関する情報を収集・管理。 募金箱を200個準備して会社や店に設置してもらい、 5年間で1億円を目標に協力を求めていく。 また、 それぞれの連携を強化していくことで、 結果として和歌山の地域力をアップさせるのも狙いだ。

ネットワークに参加する日本防災士会県支部の梅木直幸支部長(66)は、「被災者を支援するためには、 自分のことをすべて自己完結できなければ現地で迷惑を掛ける。 行きたい人を行かしてやれるような体制づくりができればいい」。有井さんは 「支える側の人たちが倒れてしまってはいけない。 何か活動されている方たち同士で横のつながりをつくり、まずは情報を共有していきましょう」と参加を呼び掛けている。

問い合わせは同センター(TEL073・424・2223)へ。





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