2011年04月05日

00.社会

「生きたいんや!」、16日からドクター熊太郎写真展

もうすぐ出版される写真集『生きたいんや』と菊岡さん - 「生きたいんや!」、16日からドクター熊太郎写真展

もうすぐ出版される写真集『生きたいんや』と菊岡さん

ドクター熊太郎こと菊岡弘芳さん(58)=和歌山市東高松=が16日から22日まで、同市手平の和歌山ビッグ愛4階で写真展「生きたいんや! 小さき生命(いのち)からのメッセージ」を開く。2年前に難病が判明した菊岡さんは、「鳥や昆虫はもちろん、草花や一滴の雨露にさえ『生命』を感じるようになりました。写真から生きていることの喜び、生きていくことの大切さを感じ取っていただければ」と話している。


菊岡さんは紀の川市生まれ。県立那賀高校、県立医大を卒業し、現在、和歌山市医師会成人病センター院長。特に糖尿病を専門とし、『ドクター熊太郎のおもしろ健康教室』などの著書がある。

展示される写真は、来月出版される菊岡さんのフォト&ポエム集『生きたいんや』の作品。同書は子どものころから大好きだった鳥や昆虫、草木などを全国各地で撮影し、「生きていることが、いかに素晴らしいことなのか。時間が、どんなに大切なものなのか」を詩に表現して添えたもの。写真は高校時代からの趣味という。

草原にたたずむシカの親子、新しい命の礎となる「わくら葉」1枚、屋久島で生まれたばかりの杉ぼうずなどからは菊岡さんの温和な人柄が伝わってくる。

写真展では、知床で出会い感動した鋭い眼光のシマフクロウの写真(縦1・8×横2・4メートル)も掲げる。外光を生かした明るい会場で、大小約100点の作品を組み合わせて写真集の世界を再現。今までにない写真展になる。

菊岡さんは、「一般の人に気軽に見に来てもらえれば」と笑顔で話している。午前10時から午後4時半(22日は3時)。入場無料。問い合わせは市医師会(TEL073・435・5199)。





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