直川用地で「さんさんセンター紀の川」竣工

和歌山市の直川用地で建設が進んでいた市の複合施設「さんさんセンター紀の川」が完成し、8日、同センターで竣工式が行われた。北コミュニティセンターと北保健センター、北サービスセンターの3つの施設を有し、周辺住民の生涯学習や地域活動などの拠点として期待されている。施工は、宮井・第五特定建設工事共同企業体。オープンは5月2日。

同センターは、鉄骨造り2階建て、敷地面積約9230平方メートル、延べ床面積約2987平方メートル(1階約1951平方メートル、2階約1035平方メートル)。市として初めての複合施設で、市内北東部の住民にとって待望のコミュニティセンターと保健センターの設置となった。

この日は、関係者ら約100人が出席。出入口でテープカットを行い、多目的ホールで式典を実施。大橋建一市長は「地元に密着した発展をしてくれると思う」とあいさつし、直川地区連合自治会長の三木康永さんらが祝辞を述べた。

また、市内の水墨画家、小川華瓣(かよ)さんが竣工を祝って120号の水墨画「森響」(しんきょう)を寄贈し、市から感謝状が贈られた。