2011年04月14日

00.社会

和歌山大学「WTS交流会」が救援物資を募集

和歌山大学「WTS交流会」が救援物資を募集

大船渡市への物資協力を呼び掛ける交流会のメンバー

和歌山大学の学生ボランティア団体WTS交流会(松﨑美子会長)は、 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市を支援しようと、 飲食品や日用品などの救援物資の募集を始めた。 集まった物資は同会が直接同市役所に届ける。 同会は 「必要とする人に、 必要な物を届けたい。 募集している物資のみ、 協力をお願いします」 と呼び掛けている。

活動のきっかけは、 同交流会メンバーの一人が、 出身地の同市で被災したこと。 地震が発生してから4日後に、 やっと連絡を取ることができたという。 同市は家屋約3700戸が全壊するなどの被害が伝えられている。

同会の北川原良雄代表(60)が、 被災地の状況やニーズを知ろうと同市の生活福祉課に問い合わせて確認。 現地では物資を仕分けるコーディネーターが不足し、 全国から寄せられた物資が被災者の手に渡らなかったり、 必要性の低い物資が大量に余っている現状を知り、 「本当に必要とする物を届けよう」 と支援を決めた。 必要物資は被災地の状況に応じて日々変わるため、 今後同市からリストを随時受け取り発信していくという。

北川原代表は 「被災地では物資の需要と供給のバランスが崩れており、 個人という民間レベルですきまを埋められるようできることをしたい」 と話している。

支援物資の集荷方法は、 物資をビーニル袋などに入れ、 外側に送り主の簡単な住所と名前、 メッセージを書いた紙を張り2カ所の集荷場所へ郵送か持参する。 第1便は5月初旬ごろ届ける。 活動に携わる人々を 「ソウルメイト」 と名付け、 支援は1年間かけて継続的に行うという。

集荷場所は、 三共レンタルサービス(有)(同市今福2丁目7―21、 TEL073・422・0480)と同会事務局(岩出市紀泉台392―53、 TEL0736・63・4320)。 それぞれソウルメイトあて。

支援活動状況は随時同会のホームページ(現在準備中)などで紹介していく。 また、 トラック貸与などの物資輸送支援にも協力を求めている。 問い合わせは同会事務局。

現在募集している物資は次の通り。
飲食品=おにぎり具材、 缶詰類、 インスタントみそ汁、 レトルト食品、 野菜ジュース類▽文具=A4サイズバインダー、 大学ノート、 クレヨン、 絵描き用紙▽日用品=薬用石けん、 泡ハンド石けん、 台所洗剤、 サランラップ、 アルミホイル、 ゴム手袋





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