2011年04月14日

00.社会

16日 みその商店街にさをり織りのアトリエオープン

みその商店街にさをり織りのアトリエオープン

さをり織りを織る利用者

視覚や聴覚に障害のある人の社会参加の機会をつくろうと、NPO法人和歌山盲ろう者友の会(宮原俊恵理事長)は16日、美園商店会(和歌山市美園町)にさをり織りのアトリエ 「Heart to Hand(はぁと つう はんど)」 を開設する。

さをり織りは、絹や麻、綿などさまざまな糸を織り機を使って編み、糸やデザインなどに規制がなく自由に表現を楽しめるので、目や耳が不自由でも楽しむことができる。

アトリエには7台の織り機を設置、季節に合わせて糸が壁にずらりと並べられ、訪れた人たちがだんらんを楽しめる部屋もある。また、車いすでも入れるように配慮されている。事務局長の瀬戸節子さん(56)は 「交流の場はもちろん、盲ろう者以外の障害を持った人、地域の人など多くの人にさをり織りの楽しさを伝えていきたい」 と話している。

無料体験は毎日行い、今月中は、火曜日にワークショップを開く。午前10時から午後4時まで。また、運営基金も募っており、1口2000円でさをり織り機と糸の購入資金やトイレのバリアフリー化資金などに充てられる。目標は200万円。7月1日から来年6月30日までに寄付金の領収書を持参すると記念品と引き替える。問い合わせは同法人(TEL073・498・7756)。





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