2011年04月14日

00.社会

連続空き巣事件を解決 県警が署員2人を表彰

連続空き巣事件を解決 県警が署員2人を表彰

表彰状を手に松尾さん左と坂口さん

大学生のハイツを狙った連続窃盗犯(空き巣)を逮捕したとして、県警本部の山岸直人本部長は11日、和歌山北署生活安全刑事課の松尾幸郎巡査部長(48)と坂口元希巡査(32)を表彰した。

県警によると、平成19年末から22年末にかけて、和歌山市中にある和歌山大学の学生が入居しているハイツで、現金や電気製品、下着の窃盗、住居侵入など54件が発生。学生が長期不在になる正月や盆を狙った犯行だった。手口は掃き出し窓のガラスを破ったり、玄関ドアの郵便受けを取り外してドアの鍵を開けるもの。同課は昨年12月27日から張り込み捜査を始めた。

松尾さんと坂口さんは31日午後10時、二手に分かれて張り込みを開始。坂口さんがハイツの2階でうろうろしている人影を見つけ、松尾さんに連絡し、2人で2階に上がるとドアの前に立っていた男を発見。ドアの郵便受けを見ると工具を使った傷跡があり、男の持ち物を確認したところドライバーなどを所持していた。男は「こじ開けて中へ入るつもりでした」と犯行を認め、住居侵入未遂で現行犯逮捕した。

松尾さんは「泥棒を捕まえることが自分たちの役目。うれしさでいっぱいです。これからも重要窃盗犯などを捕まえていきたい」とし、昨年10月に同課に配属された坂口さんは「一番はじめの任務でこんな経験ができた。賞をもらえてうれしく思います。日々が勉強なので先輩を見習って精進していきたい」と話していた。





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