2011年04月15日

00.社会

51年ぶりに「稲むらの火」が教科書に

51年ぶりに「稲むらの火」が教科書に

◎...1854年の安政南海大地震の際に津波から村民を守った紀州藩広村(広川町)の浜口儀兵衛(梧陵)の話が、装いを変え51年ぶりに教科書に復活した。

◎...「稲むらの火」 として知られるこの実話は、戦前の国定教科書と、戦後2社の教科書に昭和26年から35年まで掲載されていた。今回は防災学者河田惠昭さん著の 「百年後のふるさとを守る」 が、光村図書・小学5年国語に取り上げられている=写真。

◎...収穫したばかりの稲わらに火を放ったとっさの判断力だけでなく、その後の堤防づくりにより防災事業と村民の生活援助事業を成し遂げた儀兵衛の強い意志と愛情、村人の意識の変化などにも触れている。

◎...同教科書は、橋本市の私立1校以外、県内すべての小学校で使われる。和歌山市内では、8日の始業式で子どもたちに手渡された。一般の人も16日以降書店で購入できるという。





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