三山経済同友会が第２回交流会

和歌山、岡山、富山の3経済同友会でつくる 「三山(みやま)経済同友会」 の第2回交流会が13日、倉敷市で開かれた。同会には樫畑直尚代表幹事ら和歌山から8人、岡山の中島基善、泉史博両代表幹事、富山の中尾哲雄代表幹事ら3同友会から約50人が出席した。

会合は三菱自動車水島製作所で行われ、中島代表幹事が「相互交流を深め、互いの地域を活性化させていくことが重要」と歓迎のあいさつ。富山が平成24年に開催を予定している全国経済同友会セミナーの準備状況を報告。和歌山の樫畑代表幹事がことし10月21、22の両日に和歌山市で開く西日本経済同友会大会について「大震災でテーマの変更を余儀なくされたので、現在最もふさわしい大会テーマとなるよう協議中であり、近く決定してお知らせしたい」と秋の大会への多くの出席を呼び掛けた。

この後、同製作所が量産する電気自動車「i―MiEV」(アイミーブ)の組み立て現場を視察。同車の試乗では静かさと加速のスムーズさに驚いていた。また、バスで大原美術館に移動し、モネの「睡蓮」やエル・グレコの「受胎告知」などの作品を鑑賞。大原謙一郎館長の「美術は力です。大震災復興の勇気づけになれば」というあいさつに感銘し、その後の懇親会では、三山は互いに特別なかかわりあいがあり、さらに力を合わせ親ぼくを深めていこうと話に花が咲き、伊東香織倉敷市長の特別出席で幕を閉じた。

同会は「山」が県名の最後に付くのを縁に、3同友会が各分野で連携していこうと、昨年8月に発足した。和歌山からの参加者は次の皆さん(敬称略)。

代表幹事=樫畑直尚▽幹事=井出幸男、津村尚志、田中恵紳▽監事=山本茂雄▽会員交流委員=森下正紀、滝本裕次▽事務局長=栗生建次