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秋月遺跡から出土した土器も並んでいる |
和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で、春期企画展「弥生時代から古墳時代へ~暮らしの変化を探る~」が開かれている。6月26日まで。
企画展は季節ごとに開催。春は、小学生が社会科の授業の見学で訪れるため、暮らしの道具をテーマにしている。
県内から出土した、縄文、弥生、古墳時代(約3000~1400年前)の土器や、農作業、機織りなど集落で発見された生活道具を約120点展示。土器は、主に食物を煮炊きするために使われており、生活に最も密着した道具という。食文化の変化によって形が変わるため、狩猟時代から稲作文化の到来まで移り変わりが分かるよう並べられている。また、一般公開は初めてとなる、市内の県立向陽高校敷地内で平成21年に発掘された秋月遺跡の古墳時代中後期の土器も並ぶ。
同施設の副主査兼学芸員、萩野谷正宏さん(37)は「風土記の丘は、全国的にも貴重な古墳群を保存している施設。この展示を機会に当時の人の生活を知ってもらい、国の特別史跡である岩橋千塚古墳なども見てもらいたい」と話している。
入館料は一般190円、大学生90円、高校生以下、65歳以上、障害者手帳を持った人、県内在学の留学・就学生は無料。
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