2011年04月19日

00.社会

中国語教室新設 和歌山外国語専門学校

「仕事で使える語学力を身に付けてほしい」と坂本理事長 - ビジネス英語・中国語教室新設 和歌山外国語専門学校

「仕事で使える語学力を身に付けてほしい」と坂本理事長

近年、外国人や外国人留学生を採用する日本企業が急増している。狙いは外国語を話せる人材の確保。グローバル化の中、直接外国語で交渉できるかがビジネス成功の鍵となっているからだ。そんな中、「和歌山でも海外進出している中小企業は多い。地元の企業や大学生に実践的な語学力をつけてもらいたい」と、5月からビジネス英語・中国語の教室を新設する和歌山外国語専門学校=和歌山市駿河町=の坂本順一理事長(63)に話を聞いた。


半数を外国人に、パナソニックは新卒採用1390人のうち外国人採用枠を1100人にする予定で、残る290人についても日本人だけを採るわけではないという。

また、製薬国内最大手の武田薬品工業は、25年4月入社の新卒採用から、TOEIC(英語力を測るテスト)730点以上(990点満点)取得を義務づけると発表した。

実際に日本企業は、外国語教育に力を入れている韓国や中国、東南アジアの企業に仕事を奪われているのが現状で、坂本理事長は「語学力の違い、交渉力の違いです。通訳を介してではなく、自分の企業、製品をよく理解している人が交渉しないとうまくいかない」。薮添泰弘学園長(66)も「せっかくの日本の技術力と実力が、交渉力がないため発揮できていない」と残念がる。

5月10日に開講する教室は現在、生徒募集中。社会人と大学生が対象なため、授業は週2回(火・木)の午後7時から。ネイティブの講師から海外との商談や取引、事務連絡、交流に役立つ英語・中国語を学ぶ。

また、同校で日本語を学ぶ外国人留学生を交え定期的な交流パーティーを開き、コミュニケーション力を実践的に身につける。長期休暇を利用した海外研修旅行も企画しているという。

坂本理事長は、「海外へ進出中、進出予定の企業、就職活動する学生はもちろん、県内の病院や銀行、ホテル、官公庁も語学力は必要です。語学学校として、社会的使命を感じています」と熱く語っている。詳しい問い合わせは同校(TEL073・432・8699)。





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