2011年04月22日

00.社会

万葉館に「インフォメーションセンター」

万葉館に「インフォメーションセンター」

地図で案内するスタッフ

国の名勝に指定された和歌の浦地区の魅力を、 インターネットや観光案内などあらゆるツールで発信しようと、 県はこのほど、 和歌山市和歌浦南の片男波公園万葉館内に 「和歌の浦インフォメーションセンター」 を設置し、運営を開始した。 県の委託事業で(株)和歌山リビング新聞社が運営。 県都市政策課は 「和歌浦周辺の観光の中核として利用してもらえれば」 と話している。

万葉集にも詠まれた風光明媚 (めいび) な和歌浦地区に人を呼び込もうと、 県が 「ふるさと雇用再生特別基金」 を使って平成22年度から事業を進めてきた。

同センターでは、 観光案内やネットサイト運用のために女性スタッフ3人 (常駐は2人) を雇用。 スタッフが自ら同地区の飲食店や神社などを取材し、 お薦めスポットを紹介するホームページ 「いにしえロマンを感じる和歌の浦」 へ掲載。 観光案内を求めて訪れた人にも、 ガイドブックなどでは分からない、 スタッフらが見て感じた生の声を届けている。 また、 散策した人たちから同地区の観光地としての改善点などの意見を求め、 運営に反映させていく。 今後、 ウオーキングイベントや同地区にちなんだ講座などの開催も考えているという。

一方で、 来場者が年々減少していた万葉館は、 平成22年度には8758人と平成6年の開設以来最低を記録。 今年度からは入館料を無料にしており、 同センターを設置したことで、 入場者の増加も見込めそうだ。

同センタースタッフの井辺知子さん (38) は 「和歌の浦は、 歴史ある独特の空気が魅力。 魚介類などおいしい物も多いので、 感動を少しでも多くの人に伝えていけたら」 と話している。

同センターの営業時間は午前9時から午後5時 (入館は4時半) まで。 専用サイトは (http://www.wakanourai nfo.jp/)。 問い合わせは同センター (TEL073・441・8444) へ。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif