2011年04月23日

00.社会

歩行と自転車の通行空間分ける工事完了

歩行と自転車の通行空間分ける工事完了

整備後、 レーンを守って通行する人たち

和歌山市男野芝丁から西汀丁までの国道26号沿い歩行者自転車道(350メートル)で整備が進められていた、歩行者と自転車の通行空間を分ける工事が完了した。和歌山河川国道事務所は5月10日まで利用者の意見を募集している。意見は、本年度予定している国道42号沿いの整備に反映させる。

工事は歩行者と自転車の事故をなくすのが目的。路面標示と区画線で分かりやすく通行位置を分けた。歩行者自転車道の幅約5メートルのうち、約2メートルを自転車走行レーン、約3メートルを歩行者通行用レーンとした。安全に配慮し、太陽光で夜間のみLEDが点灯する分離支柱、 「バス停注意」などの注意喚起支柱なども設置した。同事務所は各通行位置を通行するように協力を呼び掛けている。

自転車と歩行者の交通事故は年々増加傾向にあり、ことしは3月末ですでに2件の人身事故があった。同区間は小学校の通学路でもあり、通勤・通学時間帯になると自転車と子どもが増え危険という。設置後は、列を守って登校する児童や自転車レーンを走り抜ける高校生の姿が見られた。

国土交通省は平成20年1月、自転車の交通量が特に多い和歌山市駅前と吹上砂山の2地区を 「自転車通行環境整備モデル地区」 に指定。本年度中に、国道42号吹上砂山地区(約1キロ)も整備するため、住民の意見を募集している。

意見は、同市西汀丁にある同事務所1階入り口付近の 「自転車通行環境整備のご意見箱」 まで。ホームページ(URLhttp://www.kkr.mlit.go.jp/wakayama/)でも受け付けている。問い合わせは同事務所(TEL073・424・2471)。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif