2011年04月24日

00.社会

薦池さんが園芸教室10周年記念式典

薦池さんが園芸教室10周年記念式典

式典であいさつする薦池さん

和歌山市屋形町の薦池こもいけ紗せい子さん(69)が開いているガーデニング教室 「クリエイト紗コモイケ」 の10周年を記念する社中展が24日まで、同市屋形町のルミエール華月殿で開かれている。初日の22日には、薦池さんが日本ハンギングバスケット協会(石原記年男会長)の公認講師になったことも記念して式典が行われ、生徒と共に盛大に祝った。

薦池さんは平成11年から2年間、ガーデニング教室のボランティア活動に参加。その後、突然手がしびれたり頭が痛くなるなど、頸椎(けいつい)疾患を抱えるようになった。自営業を営んでいる実家での事務はうつむく作業が多く、続けるのが難しくなり退職。「好きなことをやったら」という夫の勧めもあり、本格的にガーデニング教室を始めることになった。積極的にガーデニングコーディネーターなどの資格を取り、県内外のコンテストで何度も入賞している。

現在教室には136人の生徒が通っている。今後、公認講師として全国に派遣されるほか、コンテストの審査員としても活躍するという。「みんなに喜んでもらうこと」 と 「和歌山市に一つでも花を増やしてきれいなまちにすること」 をモットーに励んでいくと意欲に燃えている。

式典で薦池さんは、精神を患った人が 「毎朝花に元気をもらったよ」 と言い職場復帰した例を挙げ、薦池さん自身も病気が治ったことを報告し、「花の力はすごいなあと実感した出来事。皆さんも花に元気をもらってください」 と話した。会場ロビーでは壁に掛けたハンキングバスケット、多肉植物のリース、卓上のプリザーブドフラワーなど80点が来場者を出迎えた。ハンキングバスケットは、花を丸くきれいに作るのが特徴で、マーガレットやオステオなどが生けられた美しい形に、来場者は見とれていた。

開場は午前10時から午後7時まで。





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