2011年04月29日

00.社会

人物面を重視 本年度の県職員採用試験

人物面を重視 本年度の県職員採用試験

若手職員の体験談に聴き入る参加者

県職員の採用説明会が27日、 和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で開かれ、 約250人が県の若手職員の語る仕事のやりがいなど生の声に耳を傾けた。 来月から申し込みが始まる採用I種試験は本年度から、 一般行政職(特別枠、 資格免許職以外)の第2次試験の個別面接が2回に増え、 面接試験の配点が引き上げられるなど、 より人物面を重要視するよう変更されている。

県人事委員会事務局総務課によると、 昨年度は前年より77人多い564人が受験。 最終競争率の平均倍率は10・8倍だった。 最も倍率が高かったのは資格免許職の社会福祉士の27倍。

例年、 一般行政職(事務職)の志望者が多く、 今回の説明会参加者の8割が事務職志望という。 本年度は、 一般行政職特別枠(特筆する能力などで選考される)が10人、 警察事務が14人、 総合土木が14人と昨年度より募集人数が倍増。 全国的に地方自治体の試験は人物面を重視するよう移行しており、 県でも今回から、 一般行政職の第2次試験の面接試験の点数を1400点から1800点に引き上げている。

説明会では若手職員代表が、 仕事内容や体験談を発表。 平成16年に入庁した国体準備課の松下教子副主査(32)は、 数年で異動があることについて 「新しい課に入ると、 新しい勉強ができる。 いろいろやってみたいという気持ちになれる。 同期入社が多く心強い」。 同じく16年に入庁した青少年男女共同参画課の稲垣貴也副主査(29)は 「住民の暮らしを守る仕事。 活躍できる場があり、 みんなで協力してやっていこうという雰囲気がある」 と話した。

同試験は6月26日に、 和歌山会場(県立向陽高校か市立日進中学校)、 田辺会場(県立田辺高校)で実施。 受験受け受けは、 インターネットが5月9日から20日、 郵送が16日から27日。 問い合わせは同事務局(TEL073・441・3763)へ。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif