2011年05月07日

00.社会

紀三井寺球技場の芝生を小学校に配布

Jリーガーも使った芝生を小学校の運動場へ。 県は、 平成27年の 「紀の国わかやま国体」 に向けて整備している紀三井寺公園の球技場を改修するため、 芝生を撤去し、 県内の小学校12校へ配る。 9日から作業が始まり、 20日ごろまでに行き渡る予定。 和歌山市では、 市立浜宮小学校など5校に配布される。

同園の球技場は、 昭和39年に設置された。 これまでに、 サッカーJ1の名古屋グランパスやヴィッセル神戸、 サッカー・デンマーク代表がキャンプに訪れるなどして話題になった。

国体の主会場となる同園は、 球技場を補助競技場に改修する必要があり、 このほど、 本格的に改修を始める。 それに伴い球技場の芝生を撤去するため、 県教委が平成20年度からスタートした、 小学校の運動場に芝生を導入する 「屋外運動場芝生化促進事業」 と連携し、 県内の小学校で再利用することを決めた。 同事業は22年度までに、 県内19校で運動場の芝生化を行っている。 県教委の調査(平成20、 21年)によると、 芝生化によって、 子どもたちの運動量の増加やストレスの軽減、 体力の向上などにつながっていることが明らかになっている。

球技場の芝生面積は、 約1万2600平方メートル。 配布された芝生は各小学校で植え付ける。
県では、 「県内外のサッカー選手やラグビー選手に愛された芝生が生まれ変わることで、 将来の県を支える人材づくりに貢献できれば」 と話している。





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