2011年05月09日

03.スポーツ

貴志2冠へ前進 和歌山市スポ少軟式野球

貴志2冠へ前進 和歌山市スポ少軟式野球

東日本大震災を思い一生懸命なプレーを誓う貴志・中川主将

40チームが参加し、 3日に開幕した第43回和歌山市スポーツ少年団軟式野球大会は8日、市民球場などで3回戦と準々決勝が行われ、春季大会に続き2冠を目指す貴志をはじめ西和佐、新南大新、三田が4強に名乗りを上げた。 開会式で選手宣誓した貴志・中川虎大主将が東日本大震災の被災者を思い一生懸命なプレーを誓った言葉通り、ゴールデンウイーク中も連日熱戦が繰り広げられ、 白球を追う選手たちの元気がスタンドの観客に新たな感動を呼んだ。

開会式で全チームの入場行進に続き、 選手宣誓を務めた中川主将は 「今、 東日本大震災でたくさんの人が大変な思いをしている。 きょうよりあすと笑顔でいられることを思い、 僕たちにできることをしていきたい。 大好きな野球ができる喜びと感謝の気持ちを忘れず一生懸命プレーする」 と闘志を燃やした。

4ゾーンに分かれての試合では、 それぞれの球場でガッツ溢れるプレーが続出。 春季大会を制し、 各チームの目標とされた貴志は、 今大会最大の激戦区に入り、 3回戦では新人戦北支部決勝で戦った西脇を4―0で下し、 準々決勝では春季大会準優勝の雪辱を期す紀伊と激突した。

2回に2死2塁から相手失策で1点を先制した貴志は、 2―1で迎えた5回に無死1、 3塁から中川が投前にスクイズを決め1点、 なおも2死2塁で湯川の右前適時打が飛び出し1点を追加した。

粘る紀伊打線に1点差に迫られた6回には、 相手の守備の乱れから出塁した樋尻を3塁に送り、 奥が投前にスクイズ成功。 紀伊の反撃を突き放す1点が、 2試合連投の樋尻のパワーをよみがえらせ、 その裏、 無死1塁からの代打攻勢を3者連続三振、 最終回も3者凡退に打ち取り、 5―3で逃げ切った。

2大会連続優勝に向け貴志の西田嘉平監督は 「コーチや保護者の協力を得て、 練習も充実している。 とにかくチームワークで頑張る」と意欲を見せた。準決勝、 決勝は15日午前9時から市民球場でプレーボール。 第1試合は西和佐―新南大新、 第2試合は貴志―三田。他の3回戦、準々決勝の結果は次の通り。

◇3回戦=和歌浦2―0福島▽西和佐8―3名草▽小倉7―2山口▽新南大新1―0宮▽紀伊10―3太田▽三田4―2中之島▽山東1―0八幡台

◇準々決勝=西和佐7―5和歌浦▽新南大新3―3小倉(新南大新の抽選勝ち)▽三田8―0山東





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