2011年05月12日

00.社会

連続地震に市民不安 東南海・南海と関係なし

12日午前2時46分ごろ、県北部を震源とする地震があり、和歌山市、海南市で震度3を観測した。地震の規模を表すマグニチュード(M)は3・5。和歌山市では10日深夜に震度4(M4・1)のほか震度2が3回、11日午前中にも震度1の地震があったばかりで、市民の間で不安が広がっている。

和歌山地方気象台によると、同市付近は常に地震活動が活発で、 「地震が起こらないほうが心配」だという。ほとんどがM2以下の体感のないものだが、昨年、同市で震度1以上を観測した地震は23回、海南市下津町では30回あり、2週間に1回は震度1以上の地震が発生。全国的にみても地震が多い地域の一つとなっている。

今回の地震は特定の大地震の前震ではないとしているが、県では東南海・南海地震の発生が懸念されているため不安がる市民も多い。しかし、震源はいずれもごく浅く、気象台では 「たまたま続いただけで普段から地震は起こっている。南海・東南海地震とはおそらく関係ない」 としている。和歌山市北牛町の女子大学生(21)は「連続する地震で和歌山もそろそろかと予感。もっとしっかりとした対策をしないと」、同市木ノ本のシステムエンジニアの男性(36)は 「地震への備えをあらためて見直そうと考えました」 と不安な夜を過ごしたようだった。





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