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2011年05月12日

00.社会

佐々木さんに消費者支援功労者表彰

佐々木さんに消費者支援功労者表彰

資料を確認する佐々木さん

ささいなきっかけから消費問題のエキスパートに。 消費者支援功労者をたたえる内閣府特命担当大臣表彰に、 「NPO法人消費者サポートネットわかやま」 理事長の佐々木俊子さん (78) が選ばれた。 全国で10人、 10団体が受賞。 同表彰は昭和60年度に始まり、 県内からの受賞は2年ぶりで9人目。

昭和62年、 県で務めていた佐々木さん (当時55歳) はたまたま読んでいた新聞で日本産業協会の消費生活アドバイザーの資格について知った。 「退職後に仕事するのに役立つかな。 この資格なら、 これまでの県の仕事の知識でとれそう」 と軽い気持ちで挑戦した。 論文の練習のみで力試ししたところ、 一発合格。 県内で初めてのアドバイザー誕生となった。 平成22年度の同資格の合格率は20・2%、 昭和62年当時は現在より狭き門だったという。

退職後、 日本消費者生活アドバイザー・コンサルタント協会西日本支部からサポートを打診され、 8年間で事業委員長、 副支部長を歴任した。

県消費生活センターの消費生活相談員がNPOを立ち上げる際にも、 協力を求められた。 県内にアドバイザーなど有資格者が少ないのを補うため、 同支部所属の県外の仲間にも声を掛け、 28人の正会員、 賛助会員15人、 1団体で平成19年2月に発足。 県から相談・啓発業務を受託しており、 「地道にやってきた人脈が生かされたかな」 と笑顔を見せる。

同センターへの消費者相談の件数は、 架空請求詐欺などが横行した平成18年ごろから年々減少。 「消費者の対応力がついてきている感触はありますね」。 しかし、 依然として出会い系サイトや社債購入といった詐欺の手口は巧妙化しており、 「うまい話には絶対に乗らないで。 だまされているのを気付いていない人も多い」 と警告する。

現在は各市町村の窓口の開設など運営業務に奔走しており、 相談業務にはほとんど携わっていないが、 「もらった仕事をきちんとやることを心掛けてきた。 振り返ると、 常に仕事の場を与えてもらってた気がします」 と柔らかにほほ笑んだ。





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